【国会レポート】縮小する経済のなかで助け合いが求められる【2008年12号】
世界的な金融不安のあおりで消費が大きく落ち込んでいます。そこで、少なくとも向こう3年間は世界の経済が縮小し、仕事量も減っていくと想定すれば、二つのことを考えなければいけません。 一つは、社会が騒然としないようにしっかりと […]
【国会レポート】地域で応援するプロ野球「独立リーグ」の時代が来た【2008年11号】
重苦しい事件が続くなか、久々に明るいニュースが飛び込んできました。神奈川県の16歳の女子高生、吉田えりさんが関西独立リーグのプロ野球チームに指名されたことです。吉田さんは右横手投げの投手で、ボールに回転がなく打者の手元で […]
【国会レポート】金融バブルが弾けた今こそ実体経済の立て直しを【2008年10号】
目下、世界的な金融不安が起こっています。なぜこんな事態になったのでしょうか。 きっかけは、米国の金融機関が低所得者向けに行った高額の住宅融資でした。これがサブプライムローンで、最終的には100兆円をはるかに超える損害が出 […]
【国会レポート】政権交代は会社なら経営陣の一新である【2008年9号】
次の衆議院総選挙は政権交代が大きな焦点になっていますので、今回は政権交代の意味について考えてみることにします。 現在、衆議院の選挙制度は小選挙区(定数300名)と比例代表選挙区(同180名)による定数480名の小選挙区比 […]
【国会レポート】首相選びが問われる政治安定感の出てきた民主党【2008年8号】
周知のように福田康夫首相は9月1日午後9時半から首相官邸で緊急記者会見を行って突然辞任を表明しました。昨年9月12日、当時の安倍晋三首相が辞任表明したのに続いて1年足らずの間に二人の首相が立て続けに政権を投げ出すという事 […]
【国会レポート】他国との良好な関係には物ではなくソフト面の援助が大切【2008年7号】
この夏、日本とインドネシアの経済連携協定(2007年に締結)に基づき、インドネシア人の看護師・介護福祉士候補者約200人が来日したのを御存知の方も多いでしょう。 今年は我が国とインドネシアと国交を樹立して50周年というこ […]
【国会レポート】バーチャルな政治をリアリティのある政治に【2008年6号】
最近の日本の政治は、私的な表現で恐縮ですが、バーチャルな政治になっているのではないかと思います。「仮想の」という意味の「バーチャル」ですので、バーチャルな政治とは「国民の生活実態をとらえていない政治」ということです。バー […]
【国会レポート】穀物や原油価格の高止まりを前提とした経済政策が必要【2008年5号】
今、世界的に不況の影が差してきています。アメリカはサブプライムローン(低所得者向け住宅ローン)の破綻をきっかけに不況に転じ、ヨーロッパはアメリカの余波をもろに受けて経済が停滞してきました。日本もスタグフレーション(経済活 […]
【国会レポート】環境技術を世界に提供し、温暖化対策で世界をリードする【2008年4号】
北海道洞爺湖サミット(7月7日~9日)を前にしてマスコミ等で地球環境や地球温暖化についての報道が増えています。今回は政治的な側面から環境問題を考えてみましょう。 日本人一般に地球温暖化問題が意識されるようになったのは19 […]
【国会レポート】基本的な考え方に問題がある後期高齢者医療制度【2008年3号】
この4月から後期高齢者医療制度がスタートしました。皆さん、よく御存知のように、新しい保険証が送られてこなかったり、年金から保険料が天引きされるようになったということで、制度の対象となる75歳以上の高齢者を大きな不安に陥れ […]
【国会レポート】政治は政策的な誘導によって不況を乗り越えていくべきだ【2008年2号】
先日、米国のFRB(連邦準備制度理事会:日本銀行に相当)が大手証券会社ベアスターンズ社に対し金融面での支援を実施しました。この支援策は1930年代の世界恐慌における米国の法律が根拠となっていると、先日、専門家の話を伺いま […]
【国会レポート】道路特定財源をめぐる暫定税率と一般財源化の問題【2008年1号】
今開かれている国会では、「道路特定財源の暫定税率を維持すべきかどうか」、また、より根本的な問題として「道路特定財源そのものを存続させるべきかどうか」ということが大きな争点となっています。 まず道路特定財源というのは、受益 […]