【国会レポート】BSフジ「ブラマヨ弾話室」に出演して【2023年2号】
昨年暮れに、知り合いの政治評論家の方からBSフジの番組に出ないかと連絡がありました。番組は、「ブラマヨ弾話室」です。フジテレビのホームページでは、「団塊ジュニア世代の代表・ブラックマヨネーズが、政治家や学者など様々なジャンルの専門家を招き、『今起きている問題』を中心に『今後のニッポンはどうなっていくのか』を独自の“心配性”な目線から考察する雑談系アカデミックバラエティ!」と紹介されています。ブラックマヨネーズとは、吉本興業に所属するお笑いコンビです。
これまでに私が出演したことのあるNHKの「日曜討論」やBSフジの「プライムニュース」は、報道番組です。今回の「ブラマヨ弾話室」は、バラエティー番組で、その違いは、番組が編集されるか、されないかです。初めてのバラエティー番組への出演でしたが、私がこれまでにお世話になっている方からの依頼で、出演が良い経験になるのでは?と思いました。
撮影は、世田谷の住宅街にある大きな民家で、普通の畳敷きの居間がスタジオでした。テーマについては事前に連絡があり、今年の10月から導入されるインボイス制度(適格請求書等保存方式)と年金制度でした。インボイス制度とは、現在、年間売上が1000万円以下の事業者については、売上に占める10%の消費税を納める必要がないのですが(つまり免除されていますが)、10月以降は納付義務が発生するというものです。
番組で使った例えですが、「売れている、売れていないにかかわらず、芸人の方は、吉本興業にはギャラを消費税込みで請求します。もちろん吉本興業からは、消費税込みで振り込まれます。しかし、総売上が1000万円以下であれば、これまでは消費税は税務署に申告して納めなくても良かったのですが、今後は納めなければならず、その分、収入が少なくなります。」と話すと、ブラマヨ以外の出演されている芸人さんは、全員どちらかと言えば、あまり売れていないので、皆さん10%所得が減る訳で、びっくりされていました。
ブラマヨさんから振られたら、分かりやすく制度について答えることが私の役割です。私が当選して間もなく、学校の先輩で、フジテレビ「報道2001」のキャスターであった方と懇親する機会がありましたが、私の発言に対して、何回か、「意味が分かりづらい」と指摘されました。キャスターとして、番組では1秒1秒ごとの視聴率を意識しながら番組を進行しているので、分かりやすく伝える能力が研ぎ澄まされていると感じました。私も、それ以来、誰にでも分かりやすく伝えることを意識して来ましたので、スタジオでは、なんとか及第点を頂けたかと思います。