【国会レポート】農家を守り、農業を強くする【2024年2号】
私が考える休耕地・休耕田対策
地元を移動していると、休耕地や休耕田が増えていると実感します。畑をトラクターでうなっている方に伺うと、点在して一町歩(3000坪)の畑があり、周りに迷惑が掛からないように、ただうなっていると聞きました。
田植えの準備をしているご夫婦に声を掛けたところ、会社を退職後に農業に従事しているが、自分たちで最後だろう、と話していました。農地中間管理機構に一旦農地を預けてから、ご自身の農地を中間管理機構から借りて耕作していると伺いました。耕作を止めれば、中間管理機構が次の耕作者を探すことになりますが、中間管理機構の対象外の地域については、自分たちで対策を講じなければなりません。米麦については、圃場の集約が進んでいる地域では概ね集約は完了しており、今後は集約に適さない圃場に対する対策が必要です。
後継者が不在ですと、再生利用が困難な荒廃農地へ
CO2吸収量を民間企業に売却・農地から林地へ
一定の要件を満たす森林、すなわちその土地本来の樹種を中心に混植・密植して、本来あるべき自然の森(鎮守の森をイメージした潜在自然植生)を創生することで、森林のCO2吸収量を測定し、そのCO2吸収量を民間企業に売却することで、創生にかかる費用や維持費を賄うことを提案します。農地から林地にすることで、管理コストが掛からなくなるか低減されます。